【完全ドキュメント】#6 1億円おじさんの下道地獄旅!神奈川→石川356kmを安房峠越えで激安ラ・ムー弁当を求めて

🎯 1億円への挑戦

所持金0円から1億円を稼ぐ男の赤裸々な節約生活に密着

今回は、話題の「1億円おじさん」の挑戦企画第6回の様子を完全ドキュメント形式でお届けする。神奈川から石川県金沢市まで356kmの下道旅。なぜ高速を使わないのか?その理由は「お金がもったいないから」という身も蓋もない現実だった。

4月27日の朝7時4分、神奈川県のセブンイレブンから始まったこの長距離ドライブは、節約と現実、そして人生の厳しさを改めて見つめ直すきっかけとなった1日だった。

朝7時4分:セブンイレブンから始まった10時間の旅

「いやあ、今日も暑いっすね」

そんな何気ない挨拶から始まった今回の企画。神奈川県内のセブンイレブンで、1億円おじさんは実家のある金沢市へ向かう準備をしていた。理由は退職時の書類受け取りのため。住所がまだ実家になっているため、どうしても帰らなければならない事情があった。

「高速道路を使わないで帰ると、まあ356kmで、ま、10時間ぐらいかかるんですけど」

彼が選んだのは下道ルート。高速料金を節約するためだ。「完全に赤字なんで、今日はあのガソリン台だけで多分1万円超えるんじゃないですかね。高速使ったらプラス1万ぐらいかかるんすよ」という切実な理由があった。

ライブ配信への挑戦と挫折

出発前、彼は車窓とナビを同時に映すライブ配信に挑戦しようとしていた。スマホ2台とWindowsのOBSソフトを使った本格的な配信システムを構築していたのだ。

「iPhoneが撮影を、ま、カメラ起動してずっと置いておくやつで、で、え、Androidが、えっと、カーナビを起動しとくんです」

しかし、カメラの安定性や接続の不安定さに悩まされ、結局は断念。「なんか、ま、ちょっとしたピッてなるともう切れるんですよ」と技術的な問題に直面した。

291km地点:ガソリンスタンドでの現実

60km進んだところでガソリンスタンドに到着。レギュラー171円で30L、総額5527円という出費が発生した。「これは痛いです。はい。めちゃくちゃ痛い」と本音を漏らす。

併設のデイリーヤマザキで朝食を購入。サラダスティック、チキンスティック、おにぎりで合計321円。焼きたてのカレーパンは300円と高額で断念せざるを得なかった。

「おじさんの食レポコーナー」と銘打って食べたサラダチキンスティックは「薄いウィンナーみたいな感じ」「素朴で美味しい」との評価。おにぎりは「チャーハンの香りがすごい口の中に広がる」と意外にも高評価だった。

地獄の峠越え:13回のUターンカーブ

残り140kmまで来たところで、この旅最大の難所が現れた。長野県内の峠道である。

「道がね、こんな感じでなんかすごいんすよ」

後に彼が「恐ろしい刀現」と表現したこの峠は、Uターンのようなカーブが13回も続く過酷な道のりだった。「しかも対抗車も結構来るんでね。ま、一瞬事故るかと思ったタイミング」と危険な瞬間もあったという。

しかし、頂上付近では息を呑むような絶景が待っていた。「雲がかかってるんですよね。てか雲近いんですよね。ほら、もうほとんど雲に届いてます」山の中腹で雲と同じ高さにいる体験は、都市部では味わえない貴重なものだった。

ついに到着:10時間の長旅の果てに

午後6時頃、ついに金沢の実家に到着。「疲れた。結局10時間ぐらいかかりましたかね」9時間程度の実際の運転時間だったが、体感的には10時間に感じられる過酷な旅だった。

到着後、嬉しいニュースが飛び込んできた。賃貸物件の保証会社審査が承認されたのだ。「いや、良かった」「嬉しいっす。暑いんでね、最近本当外なんか早く住みたいなと思ってました」家賃4.2万円、8月3日入居予定という朗報だった。

激安の聖地「ラ・ムー」での夕食

夕食は金沢市内のディスカウントスーパー「ラ・ムー」へ。ここで彼が目にしたのは、198円のお弁当の3割引きという驚異的な安さだった。

「198の3割引きですよ。めっちゃ安くないすか?」

お弁当とワンタン麺で合計248円。現金のみの支払いという制約があるものの、この価格は破格だった。カップ麺選びでも「91gだったんですよ。結構ね、グラム数もおじさんはね、買う時見るんですよね」と節約生活ならではの知恵を披露した。

公園での野宿と翌日への準備

夜は近隣に家がない公園の駐車場で車中泊を決行。「めちゃめちゃそのなんて言うかあんまり気にしなくていい」という好立地を選択した。

しかし、カップラーメンを作る際のハプニングも。「車でこう右にあ、左に曲がった時にラーメン水入れてここに置いてあったんですよね。それぴょーンって飛んでジャパーンとなりました」水がこぼれるアクシデントに見舞われたが、「汚れなかったんであのラーメンだけこう拾って中に入れました」と機転を利かせた。

収支報告:厳しい現実と未来への希望

この日の収支は以下の通りだった:

  • ChatGPT課金:3,000円
  • 朝食(デイリーヤマザキ):321円
  • ガソリン代:5,527円
  • 夕食(ラ・ムー):248円

合計約9,000円のマイナス。「マイナスでかすぎんか?」と本人も驚くほどの出費だったが、「まあ、今日1日運転してたもんね。必ずの帰」と現実を受け入れていた。

ChatGPTの課金理由はYouTubeサムネイル作成の効率化。「サムネだけで本当2、3時間とかかかったりするんで、マジで時間で無駄だなと思って」という判断だった。

翌日への決意:忙しいスケジュールと前向きな姿勢

翌日月曜日は朝のゴミ出しから始まり、タイヤ処分、市役所での手続き、元妻への荷物発送と忙しいスケジュールが控えていた。「明日忙しいんすよ、とりあえず」と言いながらも、「頑張りましょう。一緒に」と視聴者への前向きなメッセージで締めくくった。

まとめ:節約生活の現実と人生への向き合い方

今回の1億円おじさんの下道旅は、単なる節約企画を超えた深いメッセージを含んでいた。9,000円近い出費は痛手だったが、家の確保という大きな前進があった。

峠越えの危険な体験、技術的な挑戦への取り組み、激安食材への感謝の気持ち。すべてが彼の現在の状況を物語っている。「所持金0円から1億円」という目標は遠いかもしれないが、一歩一歩前進する姿勢は多くの人に勇気を与えるものだった。

彼の旅は続く。賃貸契約が決まり、新しい生活への準備が整いつつある今、次回の展開に期待が高まる。節約生活の厳しさと、それでも前向きに生きる姿勢。1億円おじさんの挑戦から学ぶものは多い。

付録:参考情報

主要な経費

  • 神奈川→石川の距離:356km
  • 所要時間:約9-10時間
  • ガソリン代:5,527円(30L、171円/L)
  • 食費:569円(朝食321円+夕食248円)
  • その他:ChatGPT課金3,000円

ラ・ムーの魅力

金沢市内にあるディスカウントスーパー「ラ・ムー」は、198円のお弁当が3割引きで購入できるなど、節約生活には欠かせない存在。現金決済のみという制約があるものの、圧倒的な安さが魅力。

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